餡は和菓⼦の命。⽟英堂の代名詞ともいえる「⻁家㐂」は、80余年前に誕⽣したときから今にいたるまで、同じ製法で餡をつくっています。丁寧にアクを取り、柔らかく炊き上げて、ふっくらとした⾖の粒を残しながら、⼝どけはごく滑らかに練り上げる。全⼯程を⼿作業でおこなうため、出来上がりまでに4⽇間を要します。最後に味を決めるのは職⼈の経験と技。⼿順を追うだけでは完成しない味づくりを、職⼈から職⼈へ、⽇々の営みの中で継承しています。
「⻁家㐂」の名は、「⻁の家が喜ぶ」という字の通り、⼦孫繁栄を意味する中国の故事に由来するといわれています。「⽟英堂」の⼆⼗三代⽬にあたる現当主まで、三代に渡り寅年に男⼦が⽣まれたことにちなんで、京都鞍⾺寺で命名されました。⼦を思う情の深さから、秘蔵の品を表す「⻁の⼦」という⾔葉がある通り、⻁は中国では古くから尊きものとして喜ばれてきた存在です。⼤切な⼈へ、繁栄の願いを込めて。贈答品としても、ご愛顧いただいています。
変わり続けることで、変わらぬ味を守る。伝統の中に、「⽟英堂」ならではの創意を込める。和菓⼦という⽇本伝統の⻝⽂化を、未来へ遺すために「⽟英堂」が⽇々努めていることです。茶席に⽋かせない薯蕷饅頭を美しく昇華させた「⽟万」や、その昔、各所に納められていた州浜という菓子をルーツに持つ「州浜だんご」などは、その象徴ともいえる品。
「すべて手づくりで、目の届く範囲で」。京都三条河原町から東京日本橋人形町に拠点を移して60余年、さまざまな変遷を遂げながら歴史を重ねてきた「玉英堂」が、令和の時代に立ち返った原点です。店舗は日本橋人形町の本店一店舗のみ。季節の上生菓子に羊羹と、常時30種そろう菓子の製造から販売まですべてを、家族の手だけで行っています。生産性よりも、お客様に心からご満足いただける味を追究し、手間も時間も惜しまずに。小さくても嘘のない仕事を続ける店であり続けることが、和菓子の文化を未来につなぐと考えています。
虎家㐂
薄紙をはがすと、生地に焼き色に美しい虎の縞模様が浮かび上がります。一枚ずつ手焼きで焼く皮は、ふっくらと柔らか。餡には、粒が大きく、風味も豊かな北海道産の大納言小豆を使用。豆をつぶさずに姿を残したつぶ餡から成る「玉英堂」秘伝の餡をたっぷりと挟んであります。
商品詳細
賞味期限:製造⽇より3⽇間(当⽇含め)∕保存⽅法:冷暗所∕⽣産地・主原料原産地:⼤納⾔は北海道、卵は京都のものを使⽤∕アレルギー物質:⼩⻨、卵∕内容量:約850g∕原材料:⼤納⾔⼩⾖、砂糖,卵,⼩⻨粉,膨張剤∕包装形態:個包装∕贈答対応:熨⽃対応可、リボン対応可、お悔やみ対応(法事等の包装対応)可∕梱包サイズ:19cmx22cmx7cm∕温度帯:冷蔵
玉万
栗を中心に、つぶし餡、紅餡、うぐいす餡が層を成す大ぶりの薯蕷饅頭。別名を「お宝饅頭」といい、紅白の二色で祝い事にも重宝されています。どこから切っても美しい層が現れるよう形づくるのが職人の技。切り分けて断面を愛でながら、滑らかで甘さ控えめな餡の上品な味わいをお楽しみ下さい。
商品詳細
賞味期限:製造⽇より3⽇間(当⽇含め)∕保存⽅法:冷暗所∕⽣産地・主原料原産地:⼤納⾔は北海道、卵は京都のものを使⽤∕アレルギー物質:⼩⻨、卵∕内容量:約850g∕原材料:⼤納⾔⼩⾖、砂糖,卵,⼩⻨粉,膨張剤∕包装形態:個包装∕贈答対応:熨⽃対応可、リボン対応可、お悔やみ対応(法事等の包装対応)可∕梱包サイズ:19cmx22cmx7cm
玉英堂は口伝によれば4世紀以上に及ぶ歴史があり、天正4(1576)年、京都三条河原町で創業し、各所に州浜菓子にを納めていたといわれております。のれんに掲げる州浜型の紋が、そのいわれを今に伝えています。「玉英堂彦九郎」という屋号は、寛政の三奇傑に数えられた思想家・高山彦九郎に由来。三条の橋のたもとで茶店を営んでいた玉英堂に立ち寄り、酒を飲んだという逸話から、名をいただいたといわれています。東京に店を構えたのは、昭和29(1954)年。現在は、親子孫三代の職人で、伝統の味を今に伝えています。
住所
東京都中央区日本橋人形町2-3-2 玉英堂ビル 1F
Google map電話番号
03-3666-2625
FAX
03-3661-7322
交通手段
東京メトロ⽇⽐⾕線/都営地下鉄浅草線
⼈形町駅A1出⼝から徒歩1分
東京メトロ半蔵⾨線
⽔天宮前駅7番出⼝から徒歩2分
営業時間
[月〜金]9:00〜20:00
[土]9:00〜19:00
[日・祝]9:30〜17:00
定休日
不定休
※緊急事態宣⾔中
[月〜金]9:00〜19:00
[土]9:00〜18:00
[日・祝]9:30〜17:00
営業時間・定休日は変更になる場合がございますので、
ご来店前に店舗にご確認ください。